そらろーぐ。
目指せ明るい鬱病患者。
『そらの見える場所』もよろしく。 ナラタージュ。
島本理生さんの『ナラタージュ』を、やっと読み終えました。
随分と前に買ったんですが、なかなか読めずにいました。
それをやっと読むことができました。
さて、感想など。
『恋』における、男女それぞれの『ズルさ』というものが描かれていました。
うん。たくさんの『ズルさ』が描かれていて。
相手の中にあるズルさ、自分の中にあるズルさ。
それに気付いて、目を背けたくなって、否定したくなって……
それを乗り越えて、そのズルさを見つめ、認め、受け入れて行く。
その課程が主人公の視点で語られています。
恋をしている時の、あの痛み、安らぎ、苦しみが、ぽっと胸に浮かんできました。
『本の雑誌が選ぶ2005年上半期ベスト1』ってことなんですが、それには少し首を傾げてしまいます。
そこまで傑作ってワケではないと感じたもので……
うん。なんといいますか、普通だなぁと感じました。
失礼ながら、
『これよりいい小説、なかったの?』
とか思ってしまいましたよ(苦笑
分かりやすい表現を用いている点は好感が持てますが、悪い言い方をすれば、ありきたりな表現ですし。
そのような表現を用いていても、その組み合わせで鮮烈なイメージを与える作品が増えている中では、ちょっと弱いかなと思いました。
何かを描写しようとした時に、うまく表現しきれていないという感じがします。
表現とは違って、言い回しというか、言葉の使い方に、ちょっと『あれっ?』と思うものもたくさんあったし。
他に好きな作品もある作家さんだけに、残念だなぁという印象でした。
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